昨今のグルメ漫画は、可愛い女の子がおいしいご飯を食べて恍惚な表情を見せるパターンが多い。
性欲も食欲も似たようなものだから?
この作品も、その一つかもしれないが、主人公は人魚姫で食べるものは魚料理。
つまり、共喰い・カニバリズム漫画なんだ。
業が深いなあ。
小ネタも面白い。
特に、人魚姫が記憶をなくして選挙に出馬し当選しちゃう回が好きです。
姫井由美子ネタ、姫の虎退治のパロディとか
今井絵理子ネタ、これから勉強しますとか
エロよりもカオスな小ネタが楽しいグルメ漫画です。
映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」を見てきた。
時効によって裁くことのできない犯罪に絡むミステリー。
面白かったのでけど、結末が不満。
時効の問題で人を裁けない話が、最後は精神障害で人を裁けないことになり、
法で裁けなきものは私刑でも構わないみたいな流れだから。
おそらく、刑事も医者も妹の婚約者も鉄砲玉も法による裁きを受けるはずで、かなしいよなあ。
そもそも、彼らの不幸は、犯人が死ねば報われるようなものでもない気がするんだよなあ。
悲しみは癒されるかもしれないが。
ジャーナリズムの敗北・自死の話でもあるのかな。
ペンは、真実を導けないし、悲しみや悲劇を癒せない。
でも、犯人を追い詰めたきっかけは、事件の告白本出版のなので、ペンの力が無力だったと思いたくないなあ。
ジャーナリスト役の仲村トオルさんが良かった。
1点、わかんないことがあって。
6人目の殺人をなんで行ったのか?
5人目までは、目撃者に手をかけなかったのに、なぜ、刑事の妹である彼女を殺したんだろう。
彼女を殺すときは、目撃者を用意してない訳で、犯人の動機として彼女を殺す理由がわかりません。
なんで?
↓ノベライズ本
韓国映画のリメイク作品。
↓リメイク元
オタクとは何か?読了。
オタクとは性別を超越したものである。
と言うのはよく言われることである。
大泉さんもその論調をもったようである。
「萌えオタたちは、男性性を嫌悪していて、女の子になりたいのだ」
これは、その通りだと思う。
エロゲやエロ漫画でさえ、犯す男性キャラではなく犯される女性キャラに感情移入してることが多いのでは?
では、僕自身はどうなのか
百合好きではある点は、男性性に嫌悪感を抱いてるのは間違いないが、女の子になってイチャイチャしたいわけではなく、百合カップルの寝室に置かれてる多肉植物になりたいのである。
しかし、女の子になりたいと思わないが、幽遊白書の蔵馬やペケの因幡晃にはなりたかった。
彼らのように、きれいな男の子かわいい男の子になりたかった。
マッチョな暑苦しい男らしさを感じさせない中性的なものに憧れてた。
そこは、40過ぎても変わってなくて、例えば、MAG!C☆PRINCEの西岡健吾君にドキドキしたりする。
自分は典型的な萌えオタであるし、腐男子の素質もあるのかもしれない。
というか、BL本にもドキドキできるので、まあ腐男子?
大泉さんはさらに考察を進める。
女性になりたい男たちというのは、萌えオタだけではないのではないか?
例えば、ヤンキー達も女性性を取り込んでいるのではないか?
故にオタクは存在しないと。
が、オタクと呼ばれ排除される者たちがいる。
そういう結論に達する。
オタクは存在しなかったという結論は、岡田斗司夫氏の言うオタクは死んだと何が違うのかと思った。
女性スキャンダルにまみれた岡田斗司夫氏がオタクは死んだと言ってなければオタクは死んだという意見に同調した可能性もあるのでは?
オタクと呼ばれ排除される者達がいるという視点も、オタク趣味を持ったために高校時代に不登校児になった息子さんがいなければ、たどり着けたのかどうか。
あと、オタクは女の子になりたいという話は、バブみやおぎゃるという言葉が流行ってる昨今からするとどうなんだろう。
今の萌えオタたちは、赤ちゃんになりたいしひょっとしたら、子宮に戻りたいのかもしれない。
大泉さん、息子さん亡くしてたのか。
大泉さんを家族という点で見ると、創作かよと思うほどいろいろあるよなあ。
母の影響で、エホバの証人に入信していたこと。
両親がJOCの事故のせいで被ばく。
で、息子が高校時代に不登校になり、大学時代に病死する。
大泉さんを書く伝記作家は書くことに困らないなあ。